冷凍食品はどこが安いのかを、イオンや西友などのスーパーと業務スーパーで比較しながら、1食あたりの単価で最適解を出すための実践ガイドです。
同じ唐揚げやチャーハンでも、容量や下味、油調理の有無、PBかNBかで“支払額÷食数”は大きく変わります。
本記事では、イオン・西友のPB冷食、業務スーパーの大容量品、ドンキやドラッグストアの特売までを横断し、家計に効く買い方をテンプレ化します。
冷凍食品はどこが安いのかを“1食単価”で見抜く
最初の結論はシンプルです。
比較は必ず「支払額÷食数=1食単価」で行い、容量差と調理コストを同じ土俵に載せて判断します。
ここでは基準の作り方と、スーパーと業務スーパーの“安さの出どころ”を整理します。
比較基準の作り方
棚前で迷わないために、数字の出し方を固定します。
同一カテゴリ内で容量換算を統一し、袋の合計食数で割るだけで即断できます。
- 1食単価=税込総額÷可食食数。
- 可食食数は“1回に食べ切る量”で家庭基準化。
- 油調理品は油・ガス代も軽く上乗せして評価。
- 付与ポイントは次回充当として二次評価に分離。
販路別の特徴
イオンと西友はPBで“標準量の底値”を作り、業務スーパーは“大容量の平均単価”で攻めます。
ドンキやドラッグストアは特売の瞬間風速が強く、在庫波を拾えると最安に触れます。
| 販路 | 強み | 弱み | 狙いどころ |
|---|---|---|---|
| イオン | PBの安定品質 | 容量は標準寄り | 買い回りと同時割 |
| 西友 | EDLPで日常安 | 目玉は早々に品薄 | 朝の補充直後 |
| 業務スーパー | 大容量で単価沈む | 保管と食べ切りが課題 | 小分けでロスゼロ |
| ドンキ等 | 特売の破壊力 | 波が大きい | 端数ワゴンと時短 |
カテゴリ別の分け方
唐揚げ、チャーハン、うどん、野菜、パンで評価軸が違います。
揚げ調理の有無や、具材含有率を意識して“無駄を買わない”構成にします。
- 主菜系はタンパク質含有率を重視。
- 主食系は内容量と米・麺の食感を重視。
- 野菜系は下処理済みかどうかで時短差が出る。
- パン・スイーツ系は保存スペースに注意。
一食化のコツ
大袋は“1回分”に小分けするだけで実質単価が安定します。
キッチンスケールで固定量を量り、小さなフリーザーバッグで区切るのが定石です。
| 小分け量 | 目安 | 用途 |
|---|---|---|
| 唐揚げ | 120〜150g | 丼/弁当 |
| チャーハン | 250〜300g | 一皿 |
| うどん | 1玉 | 昼食 |
| カット野菜 | 100〜150g | 味噌汁/炒め物 |
電気代と油代の扱い
“見えないコスト”を軽く織り込むと、調理方式の優劣がはっきりします。
揚げ直し前提の唐揚げ大袋は、ノンフライ調理済み品と“総額”で比較します。
- レンジ主体→時短優位で昼食に強い。
- フライパン主体→香ばしさ加点で夜食に強い。
- 油必要→油・片付け時間を加点コスト扱い。
- オーブン→一度に複数種で“同時調理”が賢い。
イオンと西友のPBで“日常安”を固める
PBは味と量のバランスが良く、在庫も安定しています。
買い回りやアプリ割、決済還元まで重ねると、“普段の昼夜”が最小コストに近づきます。
PBの強み
必要十分の味と量で、家族の合意を取りやすいのが最大の利点です。
新味や限定パックは満足の打率が高く、ローテ入りしやすい傾向があります。
- 味が安定してリピートしやすい。
- 規格が揃い在庫波が小さい。
- 原材料表示が読みやすい。
- 新商品が定期的に更新される。
定番の目安表
主食・主菜・副菜の三層で組むと、食費のブレが止まります。
以下は1食あたりの“傾向値”です。
| カテゴリ | PBの傾向単価 | 容量の目安 | 満足ポイント |
|---|---|---|---|
| チャーハン | 1食100〜160円 | 250〜300g | 具材の粒立ち |
| 唐揚げ | 1食120〜200円 | 120〜150g | 衣の食感 |
| うどん | 1玉30〜60円 | 180〜200g | コシとだし |
| 野菜ミックス | 1食50〜90円 | 100〜150g | 下処理の丁寧さ |
買い回りの段取り
週の食数を先に決め、主食・主菜・副菜を“人数×回数”で埋めます。
不足分は業務スーパーの大容量で穴埋めするのが最短です。
- 昼5回・夜4回など回数を先に固定。
- 主食は米日と麺日を交互に設定。
- 主菜は鶏・豚・魚で偏りを回避。
- 副菜は野菜ミックスで時短を優先。
在庫波の拾い方
補充直後は好みの味を確保しやすく、賞味期限も長めです。
夕方は割引札が刺さることがあるため、仕事帰りの1分寄りが効きます。
| 時間帯 | 狙い | 注意 |
|---|---|---|
| 開店〜午前 | 補充直後の山 | 人気味は先取り |
| 夕方 | 割引札の出現 | 賞味期限の確認 |
| 週末 | 特売の底 | 混雑と品切れ |
調理の固定化
調理器具を“料理別に固定”すると失敗が減ります。
チャーハンはフライパン、麺はレンジ+鍋、唐揚げはトースターなど、定型化でブレ止めします。
- チャーハンは強火短時間で水分飛ばし。
- 麺は解凍ムラを避けてコシを維持。
- 唐揚げは温度設定で衣を再生。
- 野菜は下茹で不要品で時短。
業務スーパーの大容量で“単価の底”を作る
大容量は単価が沈む一方で、保管と食べ切り設計が重要になります。
小分けとローテで“ロスゼロ”に寄せれば、家計インパクトは最大化します。
大容量の選び方
味が想像しやすい“素直な定番”から入るのが成功率を高めます。
衣の厚い揚げ物よりも、下味シンプルでアレンジ可能な商品が安全です。
- チャーハンは具材少なめで味変余地を残す。
- 唐揚げは下味薄めを選びタレで調整。
- 野菜は産地と形状の均一性を重視。
- 麺は凍結の霜量を確認して避ける。
小分けテンプレ
帰宅後の10分が勝負です。
計量→袋詰め→日付シール→フラット冷凍の流れを固定化します。
| 工程 | 道具 | コツ |
|---|---|---|
| 計量 | スケール | 家庭の“一食”に合わせる |
| 袋詰め | 小さめジッパー | 空気を抜いて薄くする |
| 日付 | 油性ペン | 消費期限の見える化 |
| 冷凍 | バット | 平たくして急冷 |
味変の型
同じ大袋でも、味変三種を決めておくと飽きません。
家の定番調味で回せる型を用意します。
- 唐揚げ→ねぎ塩、甘辛、黒胡椒。
- チャーハン→卵追い、追いねぎ、ごま油。
- 野菜→ナムル、バター醤油、ポン酢。
- ポテト→ガーリック、カレー塩、チーズ。
保管の工夫
冷凍庫の“取り出しやすさ”は消費速度を決めます。
立て収納と透明容器の可視化で、使い忘れをゼロにします。
| 収納 | 方法 | 効果 |
|---|---|---|
| 立て収納 | ブックスタンド | 取り出しやすい |
| カテゴリ分け | 透明ケース | 迷いが消える |
| 扉ポケット | 小袋専用 | 死蔵を防ぐ |
同時調理の設計
週末に“オーブン一面”で複数品を同時加熱すると、電気代が下がり時短も進みます。
温度の近い品を選び、シートを使い分けて風味移りを防ぎます。
- 200℃前後で唐揚げとポテトを同時に。
- 天板を上下で入れ替え均一加熱。
- シリコンシートで後片付けを短縮。
- 粗熱取り後に即小分け冷凍で二軍化。
“神コスパ冷食”を定義する基準
価格だけでなく、満足と時短と健康の三点で“神コスパ”を定義します。
家族構成や作業時間によって、答えは変わります。
評価軸の整理
数値で見える軸を先に決めると、買い物がブレません。
1食単価、調理時間、栄養バランスを同時に満たす候補を選びます。
- 1食単価は家計上限を決める。
- 調理時間は10分以内を基準化。
- タンパク質は15g以上を意識。
- 塩分は1.5〜2.5gを目安に調整。
カテゴリ別の推奨
“定番の型”をもっておくと、特売の拾い方が速くなります。
下の表を持ち歩き、店頭で当てはめて判断してください。
| カテゴリ | 推し基準 | 選び方 |
|---|---|---|
| 主菜 | たんぱく質15g以上 | 衣薄めで再加熱が楽 |
| 主食 | 300g前後で満腹 | 油分過多は避ける |
| 副菜 | 緑黄比の確保 | 下処理済みで時短 |
| 麺類 | つゆ/ソース別添 | のびにくい麺質 |
買い置きのバランス
“何でも冷凍庫へ”は在庫死蔵の元です。
週の食数と容量で上限を決め、余白を残します。
- 主食×5、主菜×5、副菜×5を上限。
- 新商品は2枠までのテスト枠。
- 被りは味変で消費を前倒し。
- 月末に棚卸しで在庫ゼロを目指す。
一食単価をさらに下げる運用と会計
同じ値札でも、読み込み順と動線で実際の支払額は変わります。
会計設計と在庫運用の型を決め、取りこぼしをゼロにします。
レジ前テンプレ
クーポンと決済還元は“順番”で結果が変わります。
ひと言伝えるだけで数%沈みます。
- 読み込み順は特価→クーポン→会員→決済→即時充当。
- 上限の低い決済還元から先に満了。
- 会計分割で上限を二度踏む選択肢を持つ。
- レシートで単価をメモし次回の基準にする。
メニュー化の表
在庫と組み合わせを固定化すると、廃棄ゼロに近づきます。
一週間分を“主食×主菜×副菜”で先に決めます。
| 曜日 | 主食 | 主菜 | 副菜 |
|---|---|---|---|
| 月 | チャーハン | 唐揚げ | 野菜ミックス |
| 火 | うどん | 餃子 | 枝豆 |
| 水 | ピラフ | 白身フライ | ブロッコリー |
| 木 | 焼きそば | 春巻き | ひじき |
| 金 | チキンライス | コロッケ | ポテサラ |
弁当運用
朝の5分で弁当を仕上げるには、“色×主菜×主食”の三点で即決します。
自然解凍おかずの定番を二つ持つと安定します。
- 主菜は唐揚げ/白身フライの二強。
- 主食は小分けご飯で固定化。
- 副菜は彩り重視でブロッコリー/コーン。
- 保冷剤を一体化して安全性を担保。
まとめの指針
冷凍食品はどこが安いかの答えは、値札より「支払額÷食数=1食単価」で決まります。
日常の底はイオン・西友のPB、大容量の底は業務スーパー、瞬間最安はドンキやドラッグ特売です。
小分けと味変でロスを消し、会計順を整えれば、いつでも“神コスパ冷食”に着地できます。

