「内窓をつけたいけど、結局どこが一番安いの?」と、ホームセンターやネット業者などを前に迷っていませんか。
この記事では、業者別のリアルな費用相場と、補助金やDIYを活用して最安で内窓を設置する賢い選び方を徹底比較します。
「内窓はどこが安い」って本当?依頼先別の最安ランキングと費用相場
結論から言うと、商品代と施工費のトータルで最もコスパが良いのは「ネット系窓リフォーム専門店」であり、自分の労力と時間を削ってでも究極の最安を目指すなら「DIY」です。
冬の朝、ブルッと震えるような底冷えや、毎朝の結露拭きでビショビショになった雑巾を絞るたびに、心底うんざりしますよね。
電気代も高騰し続けている今、本格的な寒さや暑さが来る前にどうにかしたいと焦る気持ち、よくわかります。
でも、いざチラシやお店で価格を見ると、同じような窓なのに依頼する業者によって何万円も見積もりが違って戸惑うはずです。
ここでは、幅170cm×高さ120cmの一般的な腰高窓(中サイズ)に、標準的なペアガラスの内窓を設置した場合の目安価格を基準に、安さのランキングを作成しました。
| 順位 | 依頼先 | 費用相場(1カ所) | 特徴とメリット |
|---|---|---|---|
| 1位 | DIY(自己施工) | 約20,000円〜30,000円 | とにかく最安。ただし採寸ミスなどの自己責任リスクあり |
| 2位 | ネット系窓専門店 | 約40,000円〜50,000円 | 商品割引率が最大級。プロの施工がついてコスパ最強 |
| 3位 | ホームセンター | 約50,000円〜70,000円 | 実店舗で相談できる安心感があるが、割引率は普通 |
| 4位 | 地元のサッシ屋 | 約50,000円〜80,000円 | 窓の歪みなどイレギュラーに強い。価格は店舗次第 |
| 5位 | 大手リフォーム会社 | 約70,000円〜100,000円 | 他のリフォームと同時進行できるが、中間費用が乗る |
1位:【究極の最安】DIY(ネット通販でYKK APプラマードUなどを購入)
純粋な出ていくお金を1円でも安く抑えたいなら、楽天市場などのネット通販で内窓キットを購入し、自分で取り付けるDIYが文句なしの最安値です。
LIXILの「インプラス」やYKK APの「プラマードU」といった一流メーカーの窓枠セットが、中サイズなら2万円台から送料無料で自宅に届きます。
必要な工具は電動ドライバーひとつあれば十分で、説明書通りにビスを打ち込むだけなので、日曜大工に慣れている人なら1カ所あたり1時間もかからずに設置できるでしょう。
ただし、内窓の命は「1ミリ単位の正確な採寸」です。
窓枠の幅、高さ、奥行きをミリ単位で正確に測ってオーダーしなければならず、もし少しでもサイズを間違えて注文してしまうと、隙間風が入るどころか窓枠にはまらず、数万円をドブに捨てる大失敗につながる覚悟は必要です。
2位:【コスパ最強】ネット系窓リフォーム専門店(エクスショップ・リノコなど)
自分で採寸する自信はないけれど、プロに任せつつ限界まで安くしたいという方に圧倒的におすすめなのが、ネット集客に特化した窓リフォーム専門店です。
エクスショップやリノコといった大手の専門業者は、全国から大量の注文を一括で受けるため、メーカーから破格の安さで商品を仕入れるルートを持っています。
商品代金がメーカー希望小売価格の半額(50%OFF)〜55%OFFになることも珍しくなく、そこにプロの採寸と施工費を含めても、中サイズの窓で4万円台から設置が可能です。
「ネットの業者って手抜き工事されないか不安」と感じるかもしれませんが、実際に家に来て作業をするのは、その業者の厳しい基準をクリアした地元の提携施工店(プロの職人)です。
万が一の不具合に対する独自の長期保証をつけている会社も多く、価格と安心感のバランスが最も取れた賢い選択肢と言えます。
3位:ホームセンター(カインズ・コーナンなど)のコミコミ価格相場
普段から行き慣れているお店で、店員さんの顔を見ながら相談したいという方は、大型ホームセンターのリフォーム窓口を利用するのが王道です。
カインズ、コーナン、コメリといった店舗では、「商品代+標準工事費」がセットになった分かりやすいコミコミ価格のチラシをよく見かけると思います。
中サイズの窓で5万円〜7万円程度が相場で、ネット系専門店ほどの極端な安さはありませんが、ぼったくられる心配がないという安心感が最大のメリットです。
休日の買い物ついでにふらっと立ち寄って、実際のガラスの重さやサッシの色味を展示品で確認してから契約できるのは、店舗を持つホームセンターならではの強みです。
4位:地元のガラス・サッシ屋さんの直接依頼相場
築年数が30年以上経っている古い戸建てなど、窓枠自体が歪んでいる可能性がある家なら、地元で長年営業しているガラス屋・サッシ屋さんに直接頼むのが一番確実です。
相場としては5万円〜8万円と幅が広く、決して最安とは言えません。
しかし、長年の経験を持つ熟練の職人さんが直接来てくれるため、隙間ができないように木材を削って微調整してくれたり、特殊な形状の窓枠にも柔軟に対応してくれたりする技術力はピカイチです。
また、台風でガラスが割れたときや、鍵の調子が悪くなったときなど、設置後もすぐに駆けつけてくれる「家の主治医」のような関係性を築けるのは、価格には代えられない大きな価値があります。
5位:大手リフォーム会社(ニトリ・家電量販店含む)の費用相場
お風呂やキッチンなど、他の水回りリフォームと合わせて家全体をキレイにしたいなら、テレビCMで見かけるような大手リフォーム会社や家電量販店が候補に上がります。
ただし、内窓単体での設置費用という点では、7万円〜10万円以上と今回紹介する中で最も高額になりがちです。
綺麗なパンフレットの作成費用、営業マンの人件費、そして実際の作業を下請け業者に流すための中間マージンがしっかり上乗せされているからです。
内窓を1〜2カ所だけつけたいという小規模な工事で大手を選ぶと、かなり割高になってしまうため、お財布の紐を締めるなら避けたほうが無難な選択肢です。
業者によって内窓の設置費用に大きな差が出る3つのカラクリ
内窓の価格は業者によって全く違う理由があります。
同じメーカーの全く同じガラスとサッシを選ぶのに、A社では5万円、B社では8万円という見積もりが出てきて、不信感を抱くのは当然のことです。
実は、この数万円の価格差は「業者がどれだけ利益をぼったくっているか」という単純な話ではなく、住宅業界が抱える構造的な問題が大きく絡んでいます。
なぜこれほどまでに値段にバラつきが出るのか、見積もり書からは見えない3つの裏側をこっそりお伝えします。
メーカー(LIXIL・YKK AP等)からの直接仕入れルートと割引率の違い
最大の理由は、業者が商品をいくらで仕入れられるかという「体力」の差です。
ネット系の窓専門店のように、毎月何千セットという内窓をメーカーから直接大量に買い付ける業者は、特別に安い卸値で商品を仕入れることができます。
だからこそ、私たち消費者に対して「メーカー希望価格の50%オフ!」といった強気な値引きができるのです。
一方で、年間に数件しか内窓の工事をしない小さなリフォーム会社の場合、メーカーから直接買うことはできず、間に問屋(建材屋)を挟むことになります。
問屋の利益が乗った高い金額で仕入れているため、どうしてもお客さんに出す見積もりの金額も高くなってしまうという事情があります。
下請け業者を使うことによる中間マージン(仲介手数料)の発生
見積もりが高くなるもう一つの大きな要因が、複数の会社が間に入ることによる「中間マージン」の発生です。
大手のリフォーム会社や家電量販店で内窓を契約した場合、その会社の社員が直接あなたの家にトンカチを持って工事に来ることはほぼ100%ありません。
彼らはあくまで「窓口」であり、実際の採寸や取り付け作業は、地元の提携しているガラス屋や工務店に下請けとして丸投げしています。
この「仕事を回すための仲介手数料」として、見積もり総額の20%〜30%程度が上乗せされるため、直接職人さんに頼む場合と比べて、どうしても数万円高くなってしまうのです。
採寸から施工までを自社で行うかによる人件費・出張費の差
内窓の設置には、必ず「採寸」と「取り付け(施工)」という2回の訪問が必要です。
自社で職人を抱えている地元のサッシ屋さんや、効率化を極めたネット系専門店であれば、エリアを絞って移動のムダを省くことで、人件費や出張費を最小限に抑えています。
しかし、遠くからわざわざ職人を呼んだり、営業担当と施工担当が別々に車で訪問したりするような会社だと、その移動時間とガソリン代もしっかりあなたの見積もりの「諸経費」として計上されます。
「商品代は安いのに、現場管理費や出張費で数万円追加されていた」という見積もりマジックは、この人件費の無駄遣いが原因なのです。
内窓を限界まで安く設置するための3つの実践ステップ
では、具体的な行動に移りましょう。
内窓の安さの裏側を知ったあなたなら、もう営業マンの巧みな言葉に乗せられて相場より高い契約を結んでしまうことはありません。
ここからは、あなたの家の窓を、少しでも家計に負担をかけずに、かつ後悔しない確かな品質で断熱化するための「賢い立ち回り方」を3つの手順で解説します。
このステップを踏むだけで、トータルの出費が数万円単位で変わってくるはずです。
国の超大型補助金(先進的窓リノベ事業・子育てエコホーム支援事業)を必ず活用する
今、内窓を安くつける上で絶対に外せないのが、国が数千億円規模の予算をつぎ込んでいる「先進的窓リノベ事業」などの大型補助金制度です。
これは本当に破格の制度で、選ぶガラスの断熱性能や窓のサイズによっては、工事費用の「半額相当」が国からキャッシュバックされることもあります。
例えば、10万円かかる内窓工事でも、5万円の補助金が還元されれば、実質的な自己負担はたったの5万円で済んでしまうのです。
ここで最も注意してほしい残酷な事実があります。
実は、個人がネットで窓枠を買って取り付ける「DIY」は、この大型補助金の対象外になってしまうケースがほとんどなのです。
つまり、最初はDIYのほうが安く見えても、補助金を適用したネット系専門店に依頼したほうが「プロの施工付きなのに、DIYより実質負担額が安くなった」という逆転現象が頻繁に起きています。
だからこそ、補助金の登録事業者(国から認定を受けた業者)に頼むことが、結果的な最安への近道になります。
地元業者とネット系専門店、必ず3社以上から相見積もりを取り「総額」で比較する
どんなに良さそうな業者を見つけても、いきなり1社だけで即決してはいけません。
必ず、ネット系の窓専門店と、地元のガラス屋さんの両方を含めて、最低でも3社からは相見積もりを取るようにしてください。
見積もりを見る時の最大のポイントは、チラシに大きく書かれた「商品50%オフ!」といった値引き率に騙されず、「商品代+施工費+古い窓の処分費+諸経費」がすべて含まれた『支払い総額』で比較することです。
A社は商品が安い代わりに施工費が高く、B社は商品値引きはそこそこでも出張費が無料、といったように、業者ごとに価格の出し方は全く違います。
また、相見積もりを取ることで「C社では総額8万円だったんですが、もう少しお安くなりませんか?」と、値引き交渉の強力なカードとして使うこともできるのです。
ガラスの種類(単板・ペアガラス・Low-E)を部屋ごとの断熱目的に合わせて最適化する
内窓の値段を大きく左右するのが、中にはめ込む「ガラスの種類」の選び方です。
家中の窓をすべて一番高価な最高級ガラスにする必要は全くなく、部屋の用途に合わせてメリハリをつけることが、費用をガツンと落とす最大のコツです。
| ガラスの種類 | 断熱・防音性能 | 価格帯 | おすすめの設置場所 |
|---|---|---|---|
| 単板(1枚)ガラス | 低(隙間風防止程度) | 安い | 滞在時間が短い廊下、トイレ、脱衣所 |
| 複層(ペア)ガラス | 中(結露対策に最適) | 標準 | 子供部屋、キッチン、そこまで寒くない部屋 |
| Low-E複層ガラス | 高(最強の断熱・遮熱) | 高い | 家族が集まるリビング、底冷えする北側の寝室 |
例えば、長時間過ごすリビングや、真冬に布団から出るのが辛い寝室には、少し値段が上がっても断熱効果が最強の「Low-E複層ガラス(金属膜がコーティングされた魔法瓶のようなガラス)」を選ぶべきです。
逆に、ちょっと通り過ぎるだけの廊下の窓や、開け閉めをあまりしない納戸の窓であれば、一番安い「単板ガラス」で十分なケースが多いです。
業者の言いなりになってすべて高級ガラスにするのではなく、「この部屋の悩みは結露なのか、寒さなのか」を伝えて最適化してもらいましょう。
安さだけで選ぶと失敗!あなたにピッタリな依頼先の選び方
ここまで読んだあなたは、内窓を安くつける知識を十分に身につけました。
しかし、最後にお伝えしたいのは「安さだけを追い求めると、数年後に後悔するリスクがある」という事実です。
内窓は一度つけたら10年、20年と毎日使い続けるものですから、少しでも隙間が開いて気密性が悪ければ、本来の防音効果や断熱効果は半減してしまいます。
あなたの家の状況や、求める仕上がりに合わせて、一番幸せになれる依頼先の見極め方をまとめました。
とにかく予算重視で手先の器用さに自信があるなら「DIYキット(アクリサンデー等)」
賃貸アパートにお住まいで原状回復が必要な方や、小さなトイレの小窓など、失敗してもダメージが少ない場所ならDIYが最強です。
本格的なメーカー品だけでなく、ホームセンターで買えるポリカーボネート板とプラスチックのレールを使った「アクリサンデー」などの簡易内窓キットなら、数千円で結露対策ができます。
ただし、ミリ単位のノコギリ作業や、水平器を使った微調整を楽しめる「工作好き」な方でないと、途中で投げ出したくなるかもしれません。
自分の時給換算と、完成時の隙間風リスクを許容できるDIY上級者向けの選択肢です。
安さとプロの確実な施工(気密性)を両立させたいなら「ネット系専門店・地元サッシ屋」
「お金は節約したいけれど、絶対に失敗したくないし、補助金もガッツリもらいたい」という大半の方にとっての最適解がここです。
内窓の本来の目的である「隙間風をなくして部屋を暖かく保つ」「外の車の音を消す」という効果を100%発揮させるには、窓枠のわずかな歪みを見抜いてピッタリと設置するプロの技術が欠かせません。
ネット系窓リフォーム専門店(エクスショップなど)なら、安価な仕入れ価格と提携プロ職人の確実な施工を両立できます。
また、地元のサッシ屋さんも、アフターフォローの早さと現場での臨機応変な対応力で、結果的に長く安心して使えるという大きなリターンがあります。
窓枠の歪み補修や、他の水回りもまとめてリフォームしたいなら「総合リフォーム会社」
築年数が古く、ビー玉が転がるほど床が傾いていたり、窓枠の木枠部分がボロボロに腐ってしまっているような家の場合は、安い窓専門店では「うちでは工事できません」と断られることがあります。
このような場合は、大工工事からやり直す必要があるため、総合的な技術力を持つ大手リフォーム会社や地元の優良工務店に出番が回ってきます。
内窓をつけるタイミングで、寒くて辛いタイル張りのお風呂をユニットバスに変えたり、床のフローリングを張り替えたりといった大規模な改修を計画しているなら、窓口を一つに絞れる総合リフォーム会社を選ぶのが最もストレスのない進め方です。
内窓の最安は「業者選び+補助金活用」次第!まずは無料の相見積もりから始めよう
内窓の設置にかかる費用は、どこに頼んで、どんな国の制度を活用するかで、何万円も、時には十万円以上も変わってきます。
「もっと早くつけておけばよかった」
内窓の工事が終わった日の夜、暖房の効きが劇的に良くなった部屋でくつろいだ時、そして翌朝、結露がピタッと止まってカラカラになった窓ガラスを見た時、多くの人がこう口にします。
悩んで後回しにしている間にも、冬の厳しい寒さや、底冷えによる体調不良のリスク、そして毎月の高い電気代の支払いは続いていきます。
しかも、国が用意している超お得な補助金は予算の上限が決まっており、申し込みが殺到すると予告なく早期終了してしまうことも珍しくありません。
あなたの家の窓にどれくらいのサイズのものがつけられるのか、総額でいくらになるのかは、プロに見てもらわないと正確には分かりません。
まずは、ネット系の窓専門店や地元のサッシ屋さんの公式サイトから、「無料の現地調査」と「見積もり」を依頼するところからスタートしてみてください。
見積もりを取ったからといって絶対に契約しなければならないわけではないので、まずはあなたの家の「本当の最安値」を知る第一歩を踏み出しましょう。
