「マツキヨとウエルシア、結局どちらが安いの?」と迷った経験はありませんか。
日本のドラッグストア業界を牽引するこの2チェーンは、店頭に並ぶナショナルブランド商品の定価自体に極端な差はほとんどありません。
しかし、ポイント制度・プライベートブランド・セール設計・EC価格の違いによって、「何を・いつ・どう買うか」で実際に手元に残るお金は大きく変わります。
この記事では、カテゴリ別の価格傾向、ポイント還元込みの実質価格、セールタイミング、ECと店舗の価格差、さらにスギ薬局・ツルハを含めた4社横断比較まで、2026年の最新情報をもとに徹底解説します。
何を買うかで最安値の店は変わる
単純に「どちらが安い」と断言できないのがこの2チェーンの特徴です。
店頭の定価はほぼ同水準ですが、「何を買うか」「どのポイントを持っているか」「いつ買いに行けるか」という3つの条件によって、最安値の店は入れ替わります。
下の表で、まず大まかな結論を確認してください。
| カテゴリ | 安い方 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 日用品・洗剤など | ウエルシアが優勢 | 毎月20日に実質33%OFF水準、PBも充実 |
| コスメ・スキンケア | マツキヨが優勢 | matsukiyoブランドの品揃え、毎月1・2日に化粧品ポイント10倍 |
| 市販薬・医薬品 | ほぼ互角 | 定価差は小さい。クーポン活用次第でマツキヨが安くなる場合も |
| お菓子・食品 | ウエルシアが優勢 | コンビニより安い食品展開が戦略の柱 |
| ポイント還元総合 | ウエルシアが優勢 | 20日の1.5倍使いが突出して強力 |
| クーポン割引頻度 | マツキヨが優勢 | アプリルーレット・LINEクーポンが頻繁に配布 |
このあと各項目を詳しく解説します。
価格差が生まれる「3つの構造的理由」
店頭価格がほぼ同じなのに、なぜ「どちらが安いか」という議論が生まれるのでしょうか。
その答えは、定価そのものではなく「定価から実質価格をどれだけ引き下げられるか」の設計が、両社でまったく異なるからです。
PB(プライベートブランド)の充実度の違い
ウエルシアは「からだWelcia」「くらしWelcia」という2つの独自PBを2021年から展開しており、2025年現在で200品以上のラインナップがあります。
ヘルスケア・日用品・食品・ビューティケアの4カテゴリをカバーし、さらにグループ親会社であるイオンの「トップバリュ」や、一般用医薬品PBの「ハピコム」も同じ棚に並びます。
「ちょこっと食べたらまた食べたくなるハイカカオチョコ」「誰も傷つけたくないスポンジ」といったユニークな商品名が話題を集めており、日用品を中心に品質評価も高いです。
マツキヨは「matsukiyo」ブランドを軸に、コスメ系サブブランドとして「アルジェラン」「ウィズ メソッド」「ザ・レチノタイム」「レシピオ」など多数展開しています。
日用品から医薬品・健康食品・コスメまで幅広く揃い、SNSで「お手頃価格なのに優秀」として口コミが広まっているアイテムが多いのが特徴です。
| 比較項目 | ウエルシア | マツキヨ |
|---|---|---|
| 主なPBブランド | からだWelcia・くらしWelcia・ハピコム・トップバリュ | matsukiyo・アルジェランほか多数 |
| PBの強み | 日用品・食品・日常ケア | コスメ・スキンケア・医薬品 |
| 品目数の目安 | 200品以上(Welcia系のみ) | カテゴリ横断で幅広い |
仕入れ・販売戦略の違い
ウエルシアの最大の特徴は「食品の安売りで集客し、薬・調剤で利益を確保する」ビジネスモデルです。
同社の商品別売上高を見ると食品が全体の約23%を占め、食品の売上総利益率は約19%と利益を薄くしてでも価格を抑えています。酒類や冷凍食品はコンビニより低価格で提供されており、「コンビニ感覚で寄れる安いスーパー」のポジションを狙っています。
一方マツキヨは、都市型・駅前型の立地を多く持ち、コスメ・医薬品のアドバイスができる接客を強みとしています。
食品の品揃えはウエルシアほど多くないですが、化粧品コーナーの充実度と接客品質に差別化の軸を置いています。
ポイント還元設計の違い
両社のポイント制度は構造が大きく異なります。
ウエルシアは毎月20日の「お客様感謝デー」に集中投資する設計で、Vポイント(旧Tポイント)またはWAON POINTを通常の1.5倍の価値で利用できます。
つまり100ポイント使うと150円分の商品が買える計算になり、普段のポイント貯めとの組み合わせで実質33%OFF相当の節約効果が得られます。
マツキヨは「買えば買うほど還元率が上がる」ステージ制を採用しており、月5,000円以上の購入かつマツキヨ系クレジットカード決済で最大3%に上がります。
また、dカード特約店として常時3%のdポイントが付与されるため、ポイントカードと組み合わせると常に5%前後の還元が実現できます。
| ポイント項目 | ウエルシア | マツキヨ |
|---|---|---|
| 基本還元率 | 100円→1ポイント(1%) | 100円→1ポイント(1%) |
| 最大還元率 | 20日の1.5倍使いで実質最大33%OFF相当 | dカード利用で最大5%前後 |
| 対応ポイント | Vポイント・WAON POINT・PayPayポイントなど | dポイント・マツキヨポイント・楽天Edyなど |
| 有効期限(マツキヨ) | — | ポイント獲得月の翌月から1年間 |
【カテゴリ別】マツキヨ vs ウエルシア 価格比較
日用品(洗剤・シャンプー・紙類)
日用品のナショナルブランド品(たとえばP&Gや花王の洗剤・シャンプー)に関しては、店頭定価はほぼ同水準です。
差が出るのはPB商品と感謝デーの組み合わせです。
雑誌LDKの検証によると、トイレットペーパーのPB比較ではmatsukiyo「ラ・ミルコ トイレットダブル」が品質・コスパともに最上位評価を獲得しています。
くらしWelciaのトイレットペーパーも2位にランクインしており、両社のPBはいずれも定番ブランドの約半額水準で提供されています。
ウェットシートについては同誌が「1枚で最初から最後まで床が湿ったのはウエルシアのみ」と評価しており、日用消耗品のコスパはウエルシアPBに軍配が上がる場面が多いです。
また、ウエルシアは毎月20日にポイントを1.5倍で使えるため、洗剤・シャンプー・紙類などのまとめ買いをその日に集中させると実質的な購入単価を大きく下げられます。
日用品を大量消費する家庭であれば、ウエルシアの20日を活用するほうが総合的にお得になるケースが多いです。
コスメ・スキンケア
コスメに関しては、マツキヨが強みを持っています。
matsukiyoブランドはコスメ系サブブランドが豊富で、「ベスコス受賞」「デパコスに負けない実力」と評価されるアイテムが多く登場しています。
2024年の売れ筋上位には400ml・1,078円のグルタチオン配合ボディミルクなど、成分・容量・価格のバランスが評価される商品が並びます。
さらにマツキヨでは毎月1日・2日が「化粧品感謝デー」として、カウンセリング化粧品のポイントが10倍になります。
コスメをよく購入する方は、この日にまとめて購入するとポイントが大幅に貯まります。
ウエルシアのコスメPB「からだWelcia」もクリーンビューティを掲げ品質は高いですが、品揃えの幅と知名度ではmatsukiyoに一歩譲る状況です。
| 比較軸 | ウエルシア | マツキヨ |
|---|---|---|
| PBコスメの充実度 | からだWelciaで一定品揃え | matsukiyoブランドが幅広い |
| お得な日 | 毎月20日(全品共通) | 毎月1・2日(化粧品ポイント10倍) |
| 価格帯 | 全般的にリーズナブル | リーズナブル〜中価格帯まで多様 |
市販薬・医薬品
市販薬については、どちらも定価販売が基本で、店頭の値札に大きな差はありません。
差がつくのはクーポン活用時です。マツキヨのアプリルーレットクーポンではB賞として「医薬品・健康食品20%OFF」が当たることがあり、これは医薬品購入においては非常に強力な割引です。
また、A賞でも「医薬品15%OFF」が設定されており、1日2回引けるルーレットを活用すると相当な割引で医薬品を購入できます。
ウエルシアでも20日のポイント1.5倍使いを医薬品に充てることは可能ですが、クーポンによる直接値引きの頻度という点ではマツキヨに分があります。
お菓子・飲料・食品
食品はウエルシアが圧倒的に得意とするカテゴリです。
前述のとおり、ウエルシアは食品の粗利率を意図的に低く設定してコンビニより安い価格で提供しています。
特に酒類・冷凍食品・お菓子は近隣コンビニよりも安いことが多く、賞味期限が近い商品への半額シール対応もあります。
マツキヨも食品を扱っていますが、品揃えと価格競争力では食品に力を入れているウエルシアに分があります。
ポイント・クーポン込みの「実質価格」比較
ウエルシアお客様感謝デー(毎月20日)の破壊力
ウエルシアの感謝デーは、単純な「セール日」ではありません。
仕組みとして、VポイントまたはWAON POINTを200ポイント以上利用すると、1ポイント=1.5円として計算されます。
つまり通常1,000円の商品を1,000ポイントで買おうとすると、1.5倍換算で1,500円分の購買力になる計算です。
実質的な割引率は約33%OFFに相当するため、「ウエル活」と呼ばれるポイ活の定番になっています。
さらに2025年時点では、ウエルシアは毎週月曜日に「ポイント最大8倍デー」も実施しており、Vポイント・WAONポイント・PayPayポイントの3種類のポイントが同日に貯まります。
20日のまとめ買い+月曜のポイント貯めを組み合わせると、年間を通じた節約効果は相当大きくなります。
また25日から29日の「お得デー」ではアプリ・LINE登録者に1品10%OFFクーポンが配布されます。
| タイミング | 内容 |
|---|---|
| 毎月20日 | Vポイント・WAON POINT 1.5倍使い(実質33%OFF相当) |
| 毎週月曜日 | ポイント最大8倍デー(3種のポイント同時加算) |
| 毎月25日〜29日 | アプリ・LINE限定 1品10%OFFクーポン配布 |
マツキヨアプリ・LINEクーポンの活用法
マツキヨでお得に買い物をするうえで最重要なのが、公式アプリの「ルーレットクーポン」です。
会員登録済みなら1日2回チャレンジでき、当選確率は体感で7割以上と言われています。
賞ごとの内容は以下のとおりです。
| 賞 | 内容 |
|---|---|
| A賞 | 医薬品15%OFF・化粧品&日用品10%OFF・食品5%OFF |
| B賞 | 医薬品・健康食品20%OFF |
| C賞 | 医薬品10%OFF・化粧品&日用品10%OFF・食品5%OFF |
当選クーポンは48時間有効なので、必要な商品を確認してから引くか、当たったタイミングで購入するよう計画しておくと効率的です。
LINEクーポンでは10%OFFが不定期に配布されますが、こちらは食品が対象外の場合が多いため、A賞・C賞のほうが汎用性は高いです。
毎月1日・2日はカウンセリング化粧品のポイントが10倍になる「化粧品感謝デー」です。
コスメをまとめて購入する方はこの日を狙うとポイントが一気に貯まります。
クレカ・スマホ決済との組み合わせ最適解
マツキヨはdカードの特約店になっており、dカードで支払うと常時3%のdポイントが還元されます。
これにマツキヨポイントカード(1%)を組み合わせると、何も特別なことをしなくても4〜5%の還元が常時得られます。
さらにルーレットクーポンを使えば、最大で10〜20%OFFの上に4〜5%ポイント還元という状態が実現します。
ウエルシアはVポイントカード(1%)+PayPayやWAONとの組み合わせが基本ですが、特定日を除く通常日の還元率はマツキヨと同水準です。
| 組み合わせ | 還元率の目安 |
|---|---|
| マツキヨ × dカード × ポイントカード | 常時4〜5% |
| マツキヨ × dカード × A賞クーポン利用 | 実質14〜20%前後 |
| ウエルシア × Vポイント(20日) | 実質33%OFF相当 |
| ウエルシア × 月曜ポイント8倍デー | 通常比ポイント大幅増 |
「いつ買うか」で逆転するセール・特売情報
ドラッグストアの価格比較で見落とされやすいのが「タイミング」です。
通常の売り場では大差のない商品でも、セール日には一方が格段に安くなることがあります。
曜日・日付別の節約カレンダーを整理すると以下のとおりです。
| 時期・タイミング | お得な店 | 内容 |
|---|---|---|
| 毎月1日・2日 | マツキヨ | カウンセリング化粧品ポイント10倍 |
| 毎月20日 | ウエルシア | Vポイント・WAON POINT 1.5倍使い(感謝デー) |
| 毎月25日〜29日 | ウエルシア | アプリ・LINE限定 1品10%OFFクーポン |
| 毎週月曜日 | ウエルシア | ポイント最大8倍デー |
| アプリ起動時(毎日最大2回) | マツキヨ | ルーレットクーポン(医薬品最大20%OFF等) |
| 不定期 | マツキヨ | LINE10%OFFクーポン・PayPay・d払いキャンペーン等 |
このカレンダーを見ると、「日用品・食品をまとめ買いするなら毎月20日にウエルシア」「コスメは毎月1・2日にマツキヨ」「医薬品はルーレットクーポンが当たったタイミングでマツキヨ」という使い分けが見えてきます。
買いたい商品が決まっているなら、購入日をこれらのタイミングに合わせるだけで節約効果が大きく変わります。
オンライン(EC)価格と店舗価格の違いに注意
マツキヨはECにも注力しており、「マツキヨococカラオンラインストア」と実店舗の価格は必ずしも一致しません。
同じ商品でも店頭のほうが安い場合もあれば、EC限定クーポンや在庫処分で通販のほうが安い場合もあります。
マツキヨアプリの「マイストア」機能を使うと、登録した複数店舗での在庫状況と販売価格をリアルタイムで比較できます。
買いに行く前にアプリで価格を確認する習慣をつけると、近隣店舗間の数十〜数百円の価格差を見つけられることがあります。
また2025年5月には「マツキヨcocokara Q(クイック)」という当日配達サービスが本格稼働しました。
13時までに注文すると最短当日に自宅へ届けてもらえ、1,980円以上の注文で送料無料です。
サービス手数料もかからないため、急ぎで必要な医薬品や日用品をオンラインで手配する際にも使いやすいです。
ウエルシアも「ウエルシアドットコム」でPB商品などのオンライン販売を行っていますが、同日配達などの積極的なEC展開ではマツキヨが先行しています。
| EC比較項目 | ウエルシア | マツキヨ |
|---|---|---|
| 当日配達 | 非対応(2025年時点) | 対応(マツキヨcocokara Q、1,980円以上無料) |
| EC限定クーポン | 一部あり | 頻繁に配布 |
| 店舗との価格差 | 差は小さい | 商品・時期によって差が出ることがある |
| アプリでの価格確認 | — | マイストア機能で複数店舗を一覧比較可能 |
スギ薬局・ツルハも含めた4社横断ランキング
総合最安値はどこ?
4社を横断して比較すると、目的によって最安値の店は変わります。
下の表は各社の特徴を整理したものです。
| チェーン | 売上規模(参考) | 強いカテゴリ | 最大の節約手段 |
|---|---|---|---|
| ウエルシア | 業界1位(約1.3兆円) | 食品・日用品・調剤 | 20日感謝デー(実質33%OFF相当) |
| マツキヨ | 業界2位(約1.1兆円) | コスメ・医薬品 | dカード+アプリルーレットで常時高還元 |
| スギ薬局 | 業界3位(約8,780億円) | 調剤・処方箋対応 | 調剤へのアクセスのしやすさが最強 |
| ツルハドラッグ | 業界4位(東日本中心) | 日用品・北日本での利便性 | 楽天ポイント連携 |
定価の安さだけを純粋に求めるなら、この4社の中では「コスモス薬品」を加えた比較が必要です。
コスモス薬品はポイント制度や特売日を設けない代わりに、日常価格そのものを業界最低水準に設定する戦略を取っています。
「お得な日を狙う手間をかけたくない」「現金やポイントカード不要で安く買いたい」という方にはコスモス薬品が最も価格メリットを感じやすいです。
ただし2025年現在では西日本・九州・東海に出店が集中しており、関東圏では店舗が少ない点に注意が必要です。
東日本ならツルハも有力候補
ツルハホールディングスは、2025年時点で北海道・東北だけで約1,030店舗を展開しており、東日本ではウエルシアより身近な存在です。
楽天ポイント利用者にとっては楽天市場との連携が強みで、楽天カードや楽天ペイとの組み合わせで楽天ポイントが効率よく貯まります。
なお、2025年にはイオン主導でウエルシアHDとツルハHDの経営統合が予定されており、今後はウエルシアとツルハの出店エリア・サービスが統合・再編されていく見通しです。
東日本在住でツルハをよく使っている方は、今後の動向に注目しておくとよいでしょう。
スギ薬局の価格ポジション
スギ薬局の最大の強みは調剤薬局の併設率で、2025年2月期時点で約79.9%と業界トップです。
ウエルシアの77.3%、マツキヨの30%未満と比較すると、その差は一目瞭然です。
日常の買い物目的での価格競争力はウエルシア・マツキヨと同水準ですが、「処方箋を持って行く機会が多い」「薬剤師に相談しながら市販薬も選びたい」という方にとっては、スギ薬局を中心に使うことで利便性と価格の両立がしやすくなります。
出店エリアは関東〜関西に集中しており(関西だけで約819店舗)、東日本の広い範囲ではツルハやマツキヨが先行しています。
物価高時代のPB活用術:どちらのPBがコスパ最強か
2024年以降の物価上昇局面で、ドラッグストアのPB商品への関心が急速に高まっています。
ナショナルブランドの値上がりが続く中、PBは「同等品質で価格は約半額」というポジションを確立しつつあります。
両社のPBの特徴を改めて整理すると、ウエルシアは日用消耗品での評価が特に高く、雑誌LDKの実検証でもウェットシートや消臭袋などで高得点を獲得しています。
マツキヨは美容・スキンケア系のPBが突出しており、matsukiyoのクレンジングオイルやボディミルクはSNSで定期的に話題になります。
物価高対策を目的にPBへの切り替えを考えている場合は、以下の使い分けが実用的です。
「洗剤・スポンジ・トイレットペーパー・消臭袋など日用消耗品」はウエルシアのPBを毎月20日に買うことで、ナショナルブランドと比べて大幅なコスト削減ができます。
「化粧水・クレンジング・ボディケアなどビューティ系」はmatsukiyoブランドの品揃えが豊富なため、マツキヨの化粧品感謝デーとルーレットクーポンを合わせて活用するのが効率的です。
薬・サプリを買うなら「薬剤師常駐・調剤対応」も確認
価格だけでなく、「安全に購入できるか」という観点でも両社には差があります。
調剤薬局(処方箋対応)の店舗比率はウエルシアが約77%、マツキヨが30%未満と、ウエルシアのほうが処方箋対応の店舗数が圧倒的に多いです。
処方薬をもらいながら市販薬や日用品も同じ店で買いたい方にとっては、ウエルシアのほうが利便性が高い場合があります。
一方マツキヨは「マツキヨcocokara Me」という調剤・健康相談サービスを一部店舗で提供しており、都市部を中心に拡充中です。
市販薬に関しては、第1類医薬品(緊急避妊薬や花粉症の飲み薬など)は薬剤師が常駐していないと販売できないため、購入前に薬剤師在籍の確認が必要です。
アプリや公式サイトの店舗検索では薬剤師の在籍情報を確認できるチェーンもあるため、初めて訪れる店舗では事前に確認しておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
Q. 同じ商品なのに店によって値段が違うのはなぜ?
ドラッグストアの商品価格は、メーカー希望小売価格を基準にチェーンごとが独自に設定しており、仕入れ量や地域・立地条件によって差が出ます。
また同じチェーンでも都市型店舗と郊外型店舗では棚の価格が異なることがあります。
マツキヨはアプリで複数店舗の販売価格をリアルタイム比較できるので、高価格な医薬品やコスメを購入する前にチェックすると節約につながります。
Q. ウエルシアは本当に安いの?評判通り?
通常の定価はマツキヨとほぼ同水準です。
ただし毎月20日の感謝デーで大量にポイントを使うと実質33%OFF相当になるため、Vポイント(旧Tポイント)やWAON POINTを日頃から貯めている方にとっては突出してお得になります。
感謝デーを活用できない方にとっては、特別安い店というよりも、食品・日用品の品揃えが豊富な利便性の高い店という評価になります。
Q. マツキヨとウエルシア、アプリはどちらがお得?
割引頻度の多さではマツキヨが優位です。
毎日最大2回引けるルーレットクーポンは、医薬品・コスメ・日用品に広く使えて当選確率も高く、無料で利用できます。
ウエルシアのアプリは感謝デーのリマインドやクーポン取得に便利ですが、毎日使えるクーポンという観点ではマツキヨアプリのほうが活用頻度が高くなります。
Q. 近くに両方あったらどちらに行けばいい?
買うものと日付で使い分けるのがベストです。
毎月20日ならウエルシアで日用品・食品をまとめ買い、毎月1・2日はマツキヨでコスメを購入、医薬品はマツキヨのルーレットクーポンを引いてから購入する、というローテーションが実質価格を最も下げやすいパターンです。
Q. ドラッグストアで一番安いのは結局どこ?
「何も工夫しない場合の定価の安さ」でいえば、コスモス薬品が業界最安水準とされています。
しかし出店は西日本・九州・東海中心で関東以北では少ないです。
全国的に使えるチェーンの中で「仕組みを活用した実質価格の安さ」ならウエルシアの20日が突出しています。
マツキヨはクーポンを毎日活用すれば医薬品・コスメでのコストを大幅に抑えられます。
どちらが最安かは「何を・いつ・どう買うか」によって変わるため、一律に「○○が一番安い」とは言いにくいのが正直なところです。
まとめ:「何を・いつ・どう買うか」で最安値の店は決まる
ウエルシアとマツキヨは、店頭に並ぶナショナルブランド品の定価にはほぼ差がありません。
違いが出るのはPBの強み・ポイント還元設計・クーポンの頻度・ECの対応力という4つの軸です。
シンプルにまとめると、日用品・食品を安く買いたいならウエルシアの毎月20日感謝デーを軸に、コスメ・医薬品を安く買いたいならマツキヨのアプリルーレットと化粧品感謝デーを活用するのが、両社を最大限に活かす使い分けです。
近くに両方あるなら、日付と商品カテゴリで使い分けることで年間の節約効果はかなり大きくなります。
また東日本在住でツルハが近くにある場合は楽天ポイント活用の選択肢が加わり、調剤薬局への来店が多い方にはスギ薬局も検討する価値があります。
物価高が続く今こそ、各チェーンの「お得な日」とアプリクーポンを把握して、買い物の回数・品目・タイミングを少し意識するだけで日々の出費を確実に減らせます。
この記事を参考に、ご自身の生活パターンに合った使い分けを見つけてみてください。
